
NGS の基本戦略のひとつは、生物資源国の豊富な生物資源を最大限に活用する事業展開を図ることです。生物資源の多様性は、動植物においてよく知られていますが、微生物の多様性についても日本の土壌微生物とは異なる多様性をもつことが報告されており、NGSの研究でも稀少放線菌の率が高いなど多様性の違いが明らかになっています。このマレーシアを中心とした生物多様性を最大限に活用する事業展開を図ることがNGSの基本的事業戦略であり、競争要因の優位性です。
また、世界にはメガダイバーシティセンターと呼ばれる生物多様性の豊かな国が17カ国知られています(Mittermeier.R.A. (1988)National Academy Press)。マレーシアもその一つで、高等植物15,500種、ほ乳類300種、両生類189種など世界の10%の生物種が生息しています。微生物についてはまだ詳しいデータはありませんが、一般に植物種数に比例すると言われており、高い多様性が期待されます。また、多様性の豊かさだけでなく、未研究の種が多いことも大きな魅力となっています。 |